初島のキダチアロエ

熱海から船で30分の初島にはアロエがたくさん生息していました。

あっちにもこっちにも、ここにもそこにも…。暖かいところでしか育たないと言われるアロエベラも栽培されていました。

 

やけどやケガの時にアロエを付けてもらった経験のある方は多いと思います。

(通常は細長い葉のキダチアロエです。)

 

とろっとしたアロエの液体を傷口に塗るとゲル化して保護し、早く治してくれます。体の内側の胃粘膜や消化管の潰瘍や炎症も覆って保護し治癒させてくれます。働くのは多糖類の粘液質で、アロエ自身が傷を負ったときに自己治癒させるための成分です。

多糖類といえばエキナセアのようにマクロファージを活性化してくれる免疫賦活力が思い浮かびます。この作用もあります。

 

そして、アロエは便秘薬としても有名。

働く成分は緑色の外皮と粘液質の間にあって、芳香族化合物のアントラキノン類のバルバロイン、体の中でアロエエモジンアンスロンとなって、漢方のセンナ、大黄のような強い瀉下作用があります。どれも強すぎるので乱用は非常に危険です。

 

今日は肌への作用と、胃粘膜保護のために果肉でチンキを作りました。

肌には刺激になるので外皮とその内側の苦味健胃薬、寫下薬としての薬理はあきらめました。

 

【左】火入れしていない、まだ酵母が働いている仁井田本家の穏という日本酒。このままで塗布しても刺激も少ないので化粧水候補です。(果肉が浮いています)

【中央】35%のホワイトリカー。外傷、飲用のチンキ。(果肉が沈みました)

【右】搾汁と穏とハーブウォーターのブレンド。すぐ使えるローションとして。